2021年はすっ飛ばして2022年03月20日 16:09

まさか、また書くことがあるとは思わなかった。

前に書いた記事は2020年11月26日だ。その前日に旧居から荷物を運び出したところという話だった。そして、11月27日に新居に荷物が運び込まれて、新しい生活が始まった。

シン紅梅庵は、始めたには始めたのである。たしか、2020年の大晦日に、このアサブロからシン紅梅庵に記事を移行した。アサブロにはエクスポート機能がないのであるが(ついでにインポート機能もない)、記事の数がが少ないので手動で移行しても大したことはなかったのである。

だが、そのシン紅梅庵は続かなかった。ずーっとずーっと書いていたブログの記事をすべてインポートしたのが重荷になったのかもしれない。やっている会社のサイトもあるので、それとの棲み分けにも悩むという、実はいつもやらかす失敗を繰り返したのだった。

で、せっかく始まったシン紅梅庵はあっという間に忘れ去られて、なくなって、この紅梅庵(仮)だけが残った。わざわざ消すまでもないと思ったし。2021年はすっ飛ばすことになって、今日、2022年3月20日を迎える。

では、今日、なぜ書こうと思ったのか。1つの理由は引っ越し以来構築してきた書斎をリニューアルしたからだ。書斎はイコール自分の会社でもあるのだが、机を入れ替え、ディスプレイを入れ替え、いろいろと機材も追加した。まだ、その途中なのであるが、それだけ自分の家というものへの興味と愛着が増した。

家=会社の固定IPはAsahiNetのサービスである。故にアサブロもあるのだが。そんなこんなで、久々にこのブログを見てみた。なんとなく書いてみたくなった。そんなところである。

次、いつ記事が増えるか分からない。まぁ、それはそれで良いではないか。

シン紅梅庵へ2020年11月26日 09:46

久しぶりの投稿になる。
家を買う話をひととおり書いて、5年、10年と経ったときに読んだら、懐かしくなるだろうなと思っている。

ついに引越となって、昨日は旧居から荷物が運び出された。新居に荷物が入るのは明日だ。
新居の光回線はASAHIネットで、だから、この遺物のようなアサブロを書いているのだが、固定IPサービスを使って自宅にサーバを置こうと思っている。そのための機材は既に発注済みで、準備が整い次第、そのサーバにWordPressでも設置して、このアサブロを引き継ぐブログを始めようと思っている。

次のブログのタイトルは「シン紅梅庵」だ。ここが紅梅庵(仮)で、次は「シン」である。実はドメインも取っている。
新しいブログが始まったら、またここでお知らせする。

家を買うまで(8)2020年10月31日 11:10

家を買うまでを今まで7本の記事に分けて書いてきたが、ようやっと一昨日、引き渡しを受けた。完全に「家を買った」ということになる。

家を買うと具体的に動き始めたのが8月頃であるが、だいたい3か月くらいの準備期間でゴールにたどり着いた。
使い古された言葉だが「一国一城の主」になったわけだ。

とはいえ、今回買ったのは既存物件であるから、多少のリフォームを入れる。引越はその後で、まだ1か月くらい後の話だ。
だから、もう少し家を買って実際に住み始めるまでのプロセスは続くのである。

リフォーム以外にも、インターネット回線を引く必要があるし、それに合わせてLAN工事もするかもしれないし、ガスをプロパンガスから都市ガスに変えるという可能性もある。そうしたことを、一つ一つ進めていかなければならない。
大家さんに言っておけば(というか、あらかじめ決まっていて)だいたい片付いた賃貸住宅との違いである。
その分、自由度は高いのであるが。

そんなわけで、引き渡し自体のことをまだ書いていないし、このプロセスをここに書くこともあと何回かは出てくるだろう。

さて、その後をどうするかだ。インターネット老人会のようなアサブロで、このままずっと書き続けていくことはどうなのか・・・。余計なことを考えず(余計なことを考える必要がない)に書けるアサブロは実は重要な気がしないでもないのだが、新居にインターネット回線が引かれれば、そこはAsahiNetのメリットで固定IPを付けることにしているし、そこにちょっとしたサーバを置く計画である。サーバというか高機能なNASになると思う。機種選定は既に済ませている。そうなると、そこにブログシステムを置くことも可能になる。紅梅庵はそこが本拠地となるかもしれない。

家を買うまで(7)2020年10月28日 11:35

ここまでのところで、だいたいリアルタイムに追いついた。
先週から、家を買うまでの記事を書き始めたのだが、実際には9月の中頃からの話だ。

いよいよ、明日、融資実行と引渡しを迎える。ついに、一軒家とその土地が自分のものになるのだ。まぁ、ありきたりな言い方だが「一国一城の主」というやつである。

今まで、家を買うまでのプロセスを中心に書いてきたので、今回はなぜこの家にしたかについて書いておこうと思う。何より明日、自分のものになるのだから。

まず、現実論として物件価格がある。今回の住宅ローンを組んでから、日経に住宅ローンの平均完済年齢が73.1歳になったという記事が出た。

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日経は代表的な住宅ローン「フラット35」を提供する住宅機構の資料から、利用者の年齢や融資額・期間のデータを取得。2000年度から20年度(4~7月)の利用者(対象約122万人)を分析すると、老後に返済リスクを先送りする実態が見えてきた。

平均完済年齢が最低だったのは2000年度の利用者の68.3歳。その年齢は年々高くなり、20年度の利用者は73.1歳と最高だった。完済時の「高齢化」には3つの要因が重なっている。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64597190U0A001C2MM8000/
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もちろん、繰上げ返済も考えつつだろうし、今後さらに生涯現役で働くことが前提の社会になるのだろうが、それにしても73歳とは・・・。
私はいま41歳で、最初20年ローンにするつもりだったが、結果的に25年ローンにした。完済年齢は66歳だ。もちろん、繰上げ返済も使っていくつもりである(だから、保証料一括型を選んだ)。この20年間の調査で平均完済年齢の最低値が68.3歳というから、それよりも下の年齢に落ち着けることができた。
といって、月々の支払いは今の家賃以下にしたいし、ボーナス払いも使わない。最初は頭金を入れるつもりだったが、この低金利時代なのでそれもゼロにした。そうなると、購入できる物件価格には限りが出てくる。その範囲内に収まるものを買ったわけだ。

マンションか一戸建てかというのもある。元々はマンションを買うつもりだったのだが、下記の点が気になった。

・管理費、修繕積立金、駐車場代の負担が重い
 →戸建てでも修繕積立金相当の貯蓄は必要だが、自分で貯められればいざというときの備えにもなる。
・築年数が上がったときの管理体制への不安
 →築10年くらいの中古マンションを買うつもりだったのだが、仮に50年間住むとしたら築60年になっている。そのとき、ビンテージ扱いされるようなマンションでなければ、色々難しいことが起きるのではないか。

一方、戸建ては日頃の維持管理をすべて自分たちでやらなければならないため、そのための負担(金銭的、時間的)が必要になるのだが、逆に言えば、その辺のすべて自分たち次第であって、自由になるメリットがある。今回、いくつかのリフォームをするのだが、その一部はマンションではできない内容のものだ。

立地についても考えた。検討していたマンションの方が立地は良いのかもしれないが、今回の戸建てでもそれほど立地が悪いわけではない。駅から歩いて15分圏内だし、主要国道から一本入ったところである。バスも頻発しているエリアで、スーパーやドラッグストアも近い。少し敷地が狭いのは残念だが、角地だし、きちんと整備された場所なので道が変に入り組んだりしていない。

用途区分は準工業である。まぁ、危険なものでなければなんでも立てられる場所で、たしかに周囲には小さな工場が点在している。一方で、最近建てられたと思われる大型マンションもある。
嬉しいのはエリア最大の公園があることだ。屋内プールもあるし、たるみすぎた体を鍛え直すには好立地である。

建物については、もともと建売物件のため、安普請なのは仕方ない。ただ、築年数が浅いので、耐震などは問題ないだろうし、幸い「すまい保険」も付いている。

そんなわけで、2階の一部屋が私の書斎兼仕事場となり、「リアル紅梅庵」となるわけだ。

家を買うまで(6)2020年10月27日 11:45

前回、売買契約の締結まで書いた。
次は、金消だ。金銭消費貸借契約。これは本審査が通った次のステップで、お金を借りますよ!という契約だ。

住宅ローンを借りる過程をざっと示すと、こんな感じか。

・仮審査「お金、借りれそうですか?」
・本審査「お金、貸してくれますか?」
・金銭消費貸借契約「お金、貸してください。」

仮審査では金融機関からは、この人にお金を貸して良いのだろうか?いくらまで貸して良いのだろうか?ということが判断される。一般の銀行の住宅ローンなら、保証会社が必ず付くので、銀行と保証会社の両方でチェックされる。信用情報機関を使う旨の合意書もサインが必要なので、いわゆるブラックリストもチェックされる。
だから、仮審査がOKなら、よほどのことがなければ本審査もOKとなる。

本審査では提出する書類が少し増える。仮審査では私の場合(会社経営なので)確定申告書と会社決算書をそれぞれ2年分提出した。
一方、本審査では市役所などで取得できる収入証明(課税証明書、納税証明書)と、税務署で取得できる納税証明書その1・2を出した。仮審査で判断材料にした情報の裏取りのようなものだ。あと、仮審査がOKになった後、本審査までの間に新たなローンを組んだりすると本審査がNGになることがあるらしい。もう一度、信用情報機関のチェックが入るので要注意。この間は、クレジットカードで買い物をしても一括払いしか使わないようにした。

今回の物件は売主側がやたら決済を急いでいたので、本審査のOKが出ることを前提に金消の日程も決めた。ついてでに決済の日程も決めた。
本審査のOKが出たのは、金消の日程の前日の朝、間に合った。
また、金消の時点ではリフォームの契約書も必要なので、それも準備して提出した。

この時、最終的な実行金利も分かった。仮審査の段階では0.725%という話だったが、再度、申し込み内容がチェックされて、特別金利の0.475%が提示された。変動金利限定ということだが、地銀でこの金利なら異論はない。
この金利は融資手数料型なので、保証料一括型を選び(この方が繰上げ返済した場合に保証料が戻ってくる可能性が出てくる)、さらに団信はがんだけでなく、3大疾病+5大生活習慣病まで付けたので最終的な金利は0.835%となった。